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私はこうして農業を始めました

独立した先輩

独立した先輩

研修先 NO~RA 農楽
千葉康伸 41歳
以前は金融系の社内SEに8年間勤務

農業界に入ろうと思ったきっかけ
農業をやろうと思ったきっかけは、仕事観で言うと都会でのサラリーマン生活は仕事の内容ではなく、給与で仕事の良し悪しを判断していました。また、誰のために働いているかは、自分の為と考えていましたが、そんなときに毎年行っていた海外旅行先で見た農業の存在が心に響き、金銭的には貧しいのかもしれないけど、今の自分より幸福そうに見えました。その光景を見て「手に職を持ち、人に喜ばれ、人間らしい生活。」僕はこれがしたかったんだと思いました。
現在の具体的な仕事内容
現在はNO-RAの農作業、経営全般と農業の普及啓発活動、一般社団法人 次代の農と食をつくる会代表理事、NPO法人 有機農業参入促進協議会 副代表理事、NOAF 幹事、アグリイノベーション大学校 専任講師と様々な角度から農業に携わっています。 農業のやりがいは、野菜を栽培することは勿論、食べること、知ること、伝え合うことが非常に多い仕事だということです。常に前向きに、ひたむきに、我を捨てて仕事をすると、農園はもちろんの事個人的にもどんどん成長していける仕事です。現代社会で失った五感を少しでも取り戻し、自然から学ぶことはとても楽しいです。
今後のビジョン
今後は10年後20年後の日本の農業がどうあってほしいか。地域と農業がどうあってほしいか。生活するすべての人たちに農業がどう関わっていけるのか。未来の子供たちの農と食とどう創っていくか、ということを考えてます。
これから農業法人に就職をしようと考えている人にアドバイス
食は人が生きていくには欠かせない行動です。その出発点の材料に関われる農業は、とても素晴らしく、生き甲斐すら感じます。
そしてとにかく楽しい。まずは美味しいものを育て、人に喜ばれ、経営を安定させ、そして次の世代にどのような農業を取り巻く環境をつなげられるか、一緒に考えてほしいです。もしチャレンジすることに迷ったら、今すぐ出来ることをまずしてください。必ず前に進みます。その結果、成長出来ます。

就職した先輩

就職した先輩

株式会社ベジアーツ
荒井 美波(あらい みなみ)25歳
2015年4月1日新卒入社

農業界に入ろうと思ったきっかけ

理由は複数あります。

  • 学生時代に主に民俗学を専攻し、地域文化(祭りや伝統行事)や農山村の生活(生業、道具、服装)について学びました。また、在学時が東日本大震災の直後であった為、復興に携わる活動に多く時間を割いた経験から地域に関わる仕事をしたいと思ったのが農業に向かった直接のきっかけです。岩手県大船渡市では、仮設住宅のコミュニティ形成支援にあたり、住民の共同菜園をつくるという形で、農作業にも触れました。
  • 身体を動かす仕事をしたかった。
  • 第一次産業に興味があった。

などが農業界に入ろうと思ったきっかけです。

現在の具体的な仕事内容
パクチー班農場長として7棟のビニールハウスを管理し年間約7000㎏のパクチー・露地野菜を出荷します。(2018年予定)
主な仕事内容は
  • パクチーの生産管理全般
  • パートスタッフさんのシフト管理
  • GGAP(グローバルギャップ※)取得に向けた、現場の改善や書類作りなどの取り組み

※農産物が安全であることを示す国際認証規格。GAPは「Good Agricultural Practice」の頭文字で、農業生産工程管理と呼ばれる。ドイツの民間団体がとりまとめたもので、食の安全、環境保全、労働安全の観点から、200項目以上のチェックを受ける。

1日の仕事内容
AM:朝礼(午前の業務確認)、パクチーの収穫、調整、出荷、事務作業、昼礼(午前の進捗共有)
PM:昼礼(午後の業務確認)、圃場の管理作業(草とり、施肥、耕起、播種など)、社内ミーティング(週1)、終礼(午後の進捗共有)
今後のビジョン
短期的目標は、パクチーを安定供給し生産物として結果を出したいと思っています。中長期的には、会社の成長に合わせて、場所・内容問わず仕事を任せてもらうこと。そのために自分自身が成長すること。
これから農業法人に就職をしようと考えている人にアドバイス
職業としての農業に興味がある方は、農業法人への就職は踏み出しやすい選択肢だと思います。法人によってさまざまな特色があるので、自分がどんな農業をしたいのか明確にし、複数の法人を比べてみて選ぶことをおすすめします。例えば、何を育てるのか。作物によって働き方(作業時間帯や身体への負荷)が異なります。また、法人の目指す先、理念によっても環境は変わってくると思います。現場と理念と、ぜひ両方をのぞいてみてください。

研修中の先輩

研修中の先輩

研修先 さいのね畑
(http://www.sainone.com)
大木一真(オオキカズマ) 35歳 

農業界に入ろうと思ったきっかけ
海外での単身赴任などの機会が多い仕事の中、結婚や、子供を授ることを通し、人生の時間の使い方を考え直し、学生時代に経験した“農の喜び”を思い出した。学生時代専攻していた化学という学問への極端な反発からか自給自足に興味を持っていた時期があり、WWOOF(農業体験と海外交流のNGO)を利用したオーストラリアでの農家滞在、東京の五日市の畑を借りての1年間の野菜づくりを経験する中で、自分の育てた野菜を畑で食べることの美味しさと、その野菜で友人や家族に喜んでもらったときの感動が今でも心に残り、自分の知力と体力をフルに使って日々挑戦できる仕事として、自分にとってWork as Lifeとなり得そうな対象と感じたのがきっかけで農業に本格的に取り組む。
現在の具体的な仕事内容
年間60品目以上の無農薬野菜の栽培管理、出荷など業務全般を担当。
研修の内容
師匠からの直接の指導とともに、OJT形式で、基本的に全ての作業を一通り任されることを通し、播種や定植、除草や畝立て、マルチ張りなどの管理作業や、収穫、調整、洗い、パッキングなど、1度教わったことは次からプロとしてのクオリティとスピードが求められます。ずっとデスクワークをしてきた自分にとっては、とにかく精密さとスピードを要求される手仕事に慣れるのには時間がかかったかと思います。今は自分なりの創意工夫や提案にも耳を傾け、良いものは取り入れてもらえるので、独立後の自分を想定しながら実践的に農業を習得できる環境です。
今後のビジョン
無農薬でのにんじんを軸に据えつつ、現在の畑から空間的、時間的に近い場所と方法で多様な野菜の魅力をお届けしたい。研修を通して、大きな流通には乗りにくいけれどももっと楽しめて美味しく食べられる野菜の種類や鮮度というものを実感した。今後はそれを最も良い状態でお客様に提供できる形を模索していきたい。
これから農業法人に就職をしようと考えている人にアドバイス
研修先を選ぶに当たっては、色々な農家を回って、一緒に作業をさせてもらいながら話を聞かせてもらうべき。何故なら同じ作物を作っていたとしても、農家が違えば栽培方法、売り先、経営規模、手持ちの機械など多種多様かと思いますので、自分が目指すスタイルになるべく近い農家を探し、必要な資金のイメージを持つことは最低限必要だと思う。また、自分自身は家族経営規模の独立農家を目指しているので、研修先を選ぶ際に大事にした点は、「1人当たりの作業負荷が大きい環境であること」と、「独立後にやるであろう作業を何でも任せてもらえる環境であること」。
全く異なる世界に飛び込むので、仕事のリズムやクオリティを短期間で身につけるには、濃縮した時間が必要だと考えました。また、この世界に入り込んで動いてみないと出会えない情報、咀嚼できない情報というのが多く、少ない情報の中では視野が狭くなりがちなので、自分の興味を持った事の対極を敢えて見てみるなどの情報収集も面白いのではないかと思います。
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