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インタビュー 農業技術はもちろん
田舎暮らしの手引きまで、
スムーズな就農定住をサポート

農業研修

有限会社 かみなか農楽舎社員(卒業生)・岡村知世さん

PROFILE
農業研修

有限会社 かみなか農楽舎社員(卒業生)・岡村知世さん

福井県若狭町の集落住民と行政、大阪の民間企業の相互協力、出資によって2002年に設立。「都市からの若者の就農・定住を促進し、集落を活性化する」ことを目標に、農業者の高齢化と後継者不足、担い手不足等の問題を解決するべく、研修支援を中心に事業を展開しています。

かみなか農楽舎の成り立ちを教えてください。

農業の後継者不足に苦しむ福井県若狭町と、農業をしたくても頼るところのない若者をつなぐことを目的に、若狭町と地元の農業者、大阪の民間企業の協力・出資によって、かみなか農楽舎は2002年に立ち上がりました。現在までに46名を受け入れており、50%を超える定住率は全国的にも高水準です。
私も卒業生の1人で、2年間の研修を経て2014年に卒業しました。かみなか農楽舎でそのまま就農し、現在は社員として働いています。私は埼玉県の出身で、農大を卒業したものの親類縁者に農家がおらず就農先を探していました。研修生の大半は私と同じような境遇で、社会人を経て研修生となる人も多く、年代は20代~30代が中心です。

事業の内容を教えてください。

事業は5つあり、メインになるのは①就農定住研修事業です。2年間の共同生活を研修生・社員と送るなかで、基本的な農業技術や地域での暮らしの作法を体得していきます。②インターンシップ事業は、1週間から1ヶ月ほどの農業就業体験です。ご都合にもよりますが、就農定住研修の前には1週間ほどのインターンシップを体験していただくのが基本となっています。
③農業生産事業は、かみなか農楽舎の経営の基礎となる部分です。水稲を中心に、野菜等の栽培に取り組んでいます。それらの収穫物は、④直販事業で飲食店や仲卸業者、地域のマルシェ等にて販売します。最後に⑤体験学習事業です。田植えや稲刈りといった、大人も子どもも楽しめる体験学習を、年間を通じて行っています。

研修生への支援内容を教えてください。

研修中は舎屋でシェアハウス生活を送ります。家賃光熱費は不要で、寝室はそれぞれに個室が与えられ、風呂とトイレは共同です。食事は研修生の中での当番制です。実践的な学習を通じて、農業機械の扱い方や栽培方法といった基本的な農業技術を身につけていきます。水稲は田植えから稲刈り、販売まで体験でき、野菜は年によって作目を変更しながら栽培しています。
就農定住にとって最重要なのは、地域に馴染む・溶け込むという部分です。1人で新規就農をすると孤独になりがちですが、かみなか農楽舎で共同生活を送れば同じ立場の研修生に悩みを相談・共有し、乗り越えることができるでしょう。仲間たちと同じ時間を過ごしながら、若狭町へのスムーズな定住のための手伝いをするのが私たちの役割です。

研修後の進路にはどのような選択肢がありますか?

前例として挙げられるのは若狭町内で独立就農および法人就農、地元の農業者との共同経営などです。就農先については、研修期間に地域の農家・農業法人へ出向く外部研修を行うので、多様な農業のスタイルを体験しながら関係性を築き、そのまま就農につながる場合があります。そのほか、地域の集まりやお祭りへといった各種イベントでも、地域の人々とつながりを持つことができます。既に定住している卒業生の農場に就くというケースもありますね。独立就農は卒業後何年か地域の農場で経験を積んでから行うことが多いです。
また近年では、集落営農組合から声をかかることが増えてきました。これは集落単位で農業生産に取り組む組織で、その中心で計画立案や現場管理をする人材として白羽の矢が立つのです。

最後に、農業を志す方にメッセージをお願いします。

農業を始めたい気持ちはあるものの、具体的に作りたい作目や住みたい場所が定まっていないという方には、ぜひかみなか農楽舎で研修を受けていただきたいです。蛍が舞うような自然満点の環境で、体を動かして自然や田畑の恵みを頂き、良く寝て、土地を愛する人々と関わり、時には自分自身を見つめて暮らす日々は発見と学びにあふれています。若狭町では、若者はそれだけでヒーローのような存在です。未来につながる若者を町は求め、地域の方々は自分の持っている技術を存分に伝えてくれます。就農後につながる、農場経営に関する知識も得られることでしょう。
私はかみなか農楽舎で研修を受けて働き始め、多数の人々と関わり合うなかで親がたくさんできたような気持ちになり、人間的にも成長していると感じています。私たちと仲間になりましょう!

※内容は取材当時のものです。

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