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先輩たちの農業スタイル

自ら立ち上げたブランドをプロデュース

波多野夢子さん(22)

プロフィール
"農業”といえば、わたしたちの食卓を彩り、暮らしを支える大切な仕事。でも、若い女性が働いているイメージってあまり無いですよね。そんな中、自ら立ち上げたブランド『YUMEYASAI』をプロデュースしたりSNSを活用し自分の作った野菜を販売するなど色々な事にチャレンジする農業女子・波多野夢子さん。

農業をやろうと思った理由

実家が農家なんですが、小さなころから特に農業に興味があったわけではありませんでした。きっかけは高校のとき、楽しそうと思って選んだ「食」について勉強する「フードクリエイトコース」に在籍したこと。そこで3年間勉強するうちに、だんだんと「将来は家業を手伝いたい」という気持ちが高まっていきました。

しかし、卒業後すぐに就農はしませんでした。高校の先生の薦めもあって大学に進学、流通という観点でもともと好きだった絵やデザインも学べる学科に通いました。でも自分が思っていたほどデザインの勉強ができなかったので、結果中退。いまはパソコンソフトがあればデザインや写真の加工はできますし、それは実家で農業をしながらでも充分可能だと思い、親元で農業をすることにしました。

『YUMEYASAI』 ブランドをプロデュース 自分で作った野菜をブランド化したきっかけは

実家で作った野菜を販売する地元の直売所をはじめて見たとき、どの農家の野菜にもシンプルな値札しか貼られていないことにすごく違和感を覚えました。生産者の名前が小さく入っているのですが、「自分たちが一生懸命作った野菜が、他の野菜と何も変わらないなあ」と、なんだか悲しくなってしまって…。どうにか差別化したい! と思ったのが、ブランド化のきっかけでした。

ブランド化を考えたときに、名前はすぐに思いついて(笑)。大好きな両親からもらった、「夢子」の名前が由来です。ステッカーは、デザインのイメージは固まっていたので、友人に作ってもらいました。

でも両親は、「ステッカーなんて必要ないんじゃない?」と言い「どこも同じようにやっているんだから、特別なことをしなくていいよ」と。たしかにコストもかかりますから両親のアドバイスも理解できました。でも、どうしても自分らしい形でやりたかったので、両親を説得しました。

このステッカーひとつとっても、すべて試行錯誤しながらやっているので失敗もありました。たとえばステッカーは、自宅のプリンターで印刷していたからインク代がかさんでしまった…なんてことも。でもそういった経験をしたからこそ、外に発注した方が安いことにも早く気づけました(笑)『YUMEYASAI』を販売する際には野菜それぞれの特徴や、おすすめの食べ方をお客さんに知っていただけるよう工夫しています。そのために商品にオリジナルステッカーを貼り、店頭にも自作のポップを置かせていただいたりもします。

SNSの活用

ブランドPRのために『YUMEYASAI』の収穫風景や、最新の直売情報をSNSで発信しています。

効果は「SNSで見た」と、他の地域の農業関係者から声をかけていただくことが増え、ネットワークが広がったことを実感しています。おかげさまで、今では『YUMEYASAI』を出張販売できるようになりました!

他にもSNSでメッセージをいただいた方が直接野菜を買いに来てくださったり、買ってくださった方がSNSで「#YUMEYASAI」とハッシュタグをつけて投稿していただけるのを見ると本当に嬉しくて。「SNSを始めてよかったなあ」と心から思っています。

『YUMEYASAI』の今後のビジョンは

“石狩といえば『YUMEYASAI』”と連想していただけるようになりたいです。私たち家族が試行錯誤して育て上げた美味しい野菜を、たくさんの人に知って食べてもらいたい。だから、まずは地元だけでもいいから知名度を上げたいという想いがあります。

友達からもよく「農業って大変でしょ」と言われるんです。でも、意外とそうでもないんです。ひとつひとつの仕事は簡単なので、丁寧に仕事をしていれば美味しい野菜ができますし、そうやって育てた野菜を多くの人に食べていただけるのは、この上ない喜びです。

SNSで情報を発信して、お客さんから「買いました」「食べましたよ」とコメントやメッセージをいただけるのは今の時代ならではだと思います。お客さんとのコミュニケーションからアイデアがもらえることもありますし、SNSは私が農業を続ける上での大きなモチベーションになっています。これからもSNSを活用して『YUMEYASAI』を多くの人に知っていただきたいです!

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